「子午線」vol.2刊行のお知らせ

「子午線」vol.2発売!!!!


インタビュー
大杉重男 「文芸批評は不可能であり、不可避である」
安里健 「プロレタリア詩人安里미겔運動以前史」

批評
すが秀実 「小林秀雄マルクス主義
石川義正 「文芸時評1 銀河鉄道の労働者」
綿野恵太 「正しく飢えなければならない 黒田喜夫を論ずるためのノート」
長濱一眞 「魔法の鏡の社会への註解 アレント,アガンベン,シチュアシオニストを巡る」



星野 守 海へ(逝く夏の) 港へ(風の) 晩鐘 秋
山崎高裕 アリス、アリス、 アーリー CYBORGANISM
杉本 徹 コロニアグエル──惑星日誌
服部史佳 ウォーキン 白日夢 藍を見送る 書き間違える賛辞
栗原洋一 岩船 櫂ノ歌
――B5変形判236頁,1500円

詳細は書肆子午線

「子午線」vol.2、取り扱い書店が増えました。

「子午線」vol.2、新たに取り扱い書店が増えました。


ビア&カフェ ベルク(新宿 ルミネエストB1)

水中書店(三鷹

で、販売しております。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひお手にとってみてください。


【取り扱い書店一覧】<東京>
紀伊國屋書店 新宿本店
紀伊國屋書店 新宿南店
丸善     丸の内店
ジュンク堂  池袋店
三省堂    神保町本店
ジュンク堂  吉祥寺店
リブロ    池袋店
リブロ    渋谷店
青山ブックセンター本店
あゆみブックス早稲田店
三省堂    法政大学売店
蔦谷     代官山店
東京堂書店 (神保町)
模索舎   (新宿)
タコシェ  (中野ブロードウェイ
増田書店   (国立)
タロー書房  (三越前駅
サニーボーイブックス(学芸大前)
古書ますく堂  (西池袋)<大阪>
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
ジュンク堂大阪本店
清風堂
スタンダードブックストア<京都>
ジュンク堂 京都店
ジュンク堂 京都朝日会館店 <名古屋>
丸善 名古屋栄店
ちくさ正文館<北海道>
北海道大学生協クラーク店<新潟>
ジュンク堂 新潟店<富山>
Booksなかだ 本店<熊本>
長崎書店<沖縄>
ジュンク堂 那覇

「子午線」vol.2刊行のお知らせ

「子午線」vol.2発売!!!!


インタビュー
大杉重男 「文芸批評は不可能であり、不可避である」
安里健 「プロレタリア詩人安里미겔運動以前史」

批評
すが秀実 「小林秀雄マルクス主義
石川義正 「文芸時評1 銀河鉄道の労働者」
綿野恵太 「正しく飢えなければならない 黒田喜夫を論ずるためのノート」
長濱一眞 「魔法の鏡の社会への註解 アレント,アガンベン,シチュアシオニストを巡る」



星野 守 海へ(逝く夏の) 港へ(風の) 晩鐘 秋
山崎高裕 アリス、アリス、 アーリー CYBORGANISM
杉本 徹 コロニアグエル──惑星日誌
服部史佳 ウォーキン 白日夢 藍を見送る 書き間違える賛辞
栗原洋一 岩船 櫂ノ歌
――B5変形判236頁,1500円

11月4日(月・祝)の文学フリマにて頒布予定。ブースはエ-40です。
公式HPでは通販の注文を受け付けております。http://shigosen2011.web.fc2.com/
取り扱い書店一覧→http://d.hatena.ne.jp/edoyaneko800/20131108/1383902049

「現代詩手帖」年鑑号掲載のお知らせ

現代詩手帖 2013年 12月号 [雑誌]

現代詩手帖 2013年 12月号 [雑誌]

詩と、人間の同意

詩と、人間の同意

昨日発売の「現代詩手帖」年鑑号に、9月7日西荻窪でおこなわれた岸田将幸中尾太一現代詩文庫発刊記念朗読+シンポジウム「われわれは「以後」の現実を生きているのではない」が再録されています。
私は進行をつとめました。

また、稲川方人著『詩と、人間の同意』(思潮社)の書評「正しく生きた命への同意」が掲載されています。

ご高覧いただければ、幸いです。

「子午線」vol.2取り扱い書店

本日11月8日から以下の書店で「子午線」vol.2を取り扱っていただいてると思います。
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ手にとって見てください。
よろしくお願いいたします。
(追記、タコシェ模索舎を追加しました)

<東京>
紀伊國屋書店 新宿本店
紀伊國屋書店 新宿南店
丸善     丸の内店
ジュンク堂  池袋店
三省堂    神保町本店
ジュンク堂  吉祥寺店
リブロ    池袋店
リブロ    渋谷店
青山ブックセンター本店
あゆみブックス早稲田店
三省堂    法政大学売店
蔦谷     代官山店
模索舎    (新宿)
タコシェ   (中野ブロードウェイ
東京堂書店 (神保町)
増田書店   (国立)
タロー書房  (三越前駅
サニーボーイブックス(学芸大前)
古書ますく堂  (西池袋)

<大阪>
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
ジュンク堂大阪本店
清風堂
スタンダードブックストア

<京都>
ジュンク堂 京都店
ジュンク堂 京都朝日会館店

<名古屋>
丸善 名古屋栄店
ちくさ正文館

<北海道>
北海道大学生協クラーク店

<新潟>
ジュンク堂 新潟店

<富山>
Booksなかだ 本店

<熊本>
長崎書店

<沖縄>
ジュンク堂 那覇

「子午線」2号、作品紹介

「子午線」2号、作品紹介

栗原洋一「岩船」「櫂ノ歌」
90年に刊行され、今も神話的に語られる詩集『吉田』で知られる孤高の詩人が、伊予風土記という逸文をモチーフに「われわれの光芒」を長歌「岩船」とその反歌「櫂ノ歌」という形で記した詩です。非常に厳しく、心底からの緊張を強いられる詩ですが、多くの人に読まれるべきだと思います。

星野守「海へ(逝く夏の)」「港へ(風の)」「晩鐘」「秋」
星野さんは98年に70年代からの詩を纏めた詩集『火は森を狂わせるのか…•』を刊行されています。巻頭に置かれた「俯瞰図」という詩の持つ抒情が80年代を経過した20年以上後の巻末の詩まで持続していることに震撼させられる詩集です。それは今回の四篇の詩でも保持されており、深い感動を覚えました。「夏」と「秋」というのは作者にとって特権的な季節であり、「火は森を〜」も「帰る夏」「夏の来る朝」の2篇のあと「最後の秋」という詩で締められています。

杉本徹「コロニアグエル──惑星日誌」
『十字公園』『ステーション・エデン』というこれまでの二冊の詩集において、現在の抒情詩の臨界点を示してきた作者による夏の詩です。緊張を孕んだ繊細さが詩の最後まで崩れることなく保たれていて、杉本さんの抒情詩に対する強い意志を感じさせられます。非常に困難なことを試みられてると思います。

山崎高裕「アリス、アリス、」「アーリー」「CYBORGANISM(賽ぼるがにずむ)」
これらは9月7日に西荻窪で行われた中尾太一岸田将幸の現代詩文庫発刊記念朗読会で作者自身によって朗読された2篇に7年前に書かれたという「アリス、アリス、」を加えたものです。山崎さんはこの数年間、詩を発表されていませんでしたが、このような傑作を発表ぜずにいたことを読まれた方は驚くと思います。また朗読された2編の詩を読むことで先日のイベントがどのようなものであったかを僅かでも感じていただきたいです。

服部史佳「ウォーキン」「白日夢」「藍を見送る」「書き間違える賛辞」
服部さんは「現代詩手帖」の投稿欄にその詩が掲載され始めた時から気になっていたのですが、あるきっかけで入手した同人誌に掲載された「砂礫の海」という詩がとても良かったので、ご寄稿をお願いさせていただくことにしました。今回の4篇の詩ではそれぞれ異なる詩作が企図されていますので、作者によるその試みをお読みいただければと思います。

11月上旬には各所主要書店に並ぶと思いますが、「子午線」vol.2は通販の予約を受け付けています。
ご注文はこちらから→http://shigosen2011.web.fc2.com/

11月4日(月・祝)文学フリマ「エ-40」でも頒布します。よろしくお願いします。

「子午線」vol.2インタビュー・評論の内容紹介

インタビュー
大杉重男「文芸批評は不可能であり、不可避である」
さきごろ『早稲田文学』で連載を終えた憲法九条をテーマにした「日本人の条件」、鎌田哲哉さんと立ち上げた『重力』などもお聞きしました。先日、Twitter東浩紀さんが批評とは文芸批評である云々とおっしゃていたように、その当否は別として日本思想では文芸批評が大きな役割を果たしました。大杉さんが「最後の文芸批評家」であると考え、文芸批評を考え直すきっかけになれば、とインタビューをおこないました。

安里健「プロレタリア詩人・安里ミゲル運動以前史」
武井昭夫松本圭二安川奈緒のほか、だめ連、貧乏臭さを守る会(現・素人の乱)、フリーター労組、NAM、日本共産党活動家集団思想運動などに関わった安里さんに90、00年代の運動についても語ってもらいました。

評論
すが秀実小林秀雄マルクス主義」(一二〇枚)一挙掲載。
日本資本主義論争が戦後思想に与えた影響、小林秀雄が講座派理論からどのような影響を受けたかが考察され、「小林秀雄マルクス」という「神話」がここで解体されます。すが秀実さんが小林秀雄を論じるのは『詩的モダニティの舞台』以来かと思います。小林秀雄の評伝が新潮で連載されていますが、いまなお小林神話が再生産されている状況で解体を目指した貴重な論考だと思います。

石川義正文芸時評1 銀河鉄道の労働者」
早稲田文学で「小説空間のモダニティ」を連載中の石川義正さんに五大文芸誌の九月、一〇月号の時評をお願いしました。論じられる作家は小山田浩子古川日出男高橋源一郎などです。石川さんには半年間の文芸時評をお願いしています。また、文芸時評は積極的に読まれるべきとの考えから、webで公開、文学フリマ「エ-40」でフリーペーパーとして配布する予定です。

長濱一眞「魔法の鏡の社会への註解 アレント,アガンベン,シチュアシオニストを巡る」(200枚)。
本誌同人の長濱がハンナ・アーレントの『人間の条件』における「社会」が持つ射程の広さ、およびギー・ドゥボールの今日的な可能性について論じております。

綿野恵太「正しく飢えなくてはならない 黒田喜夫を論ずるためのノート」 前号の松本潤一郎インタビューでも議論された黒田喜夫ですが、特に八〇年代に書かれた評論集『人はなぜ詩に囚われるか』を読み直しています。通販できます。

11月上旬には各所主要書店に並ぶと思いますが、「子午線」vol.2は通販の予約を受け付けています。
ご注文はこちらから→http://shigosen2011.web.fc2.com/

11月4日(月・祝)文学フリマ「エ-40」でも頒布します。よろしくお願いします。